ふぁーむたかちゃんち
今年の目標 「低コストで高収益と高食味の追求」 平成30年3月20日付けで「認定農業者」となりました。
稲作日記NO120(減反廃止の動き)
現在、食文化の発達によりお米を食べる人が少なくなり、お米が余る状況。余剰があれば当然商品としては値は下がるのが商い。その値が下がらないように生産調整をするのが減反施策。農家は「減反=作付面積が少なくなる=収入減」となるので、数年前から保証制度が始まり10a=15,000円支給されている。
これを、「減反政策を廃止して、農家の生産力を上げよう」の名目で、大規模農家を支援しましょうとのこと。そもそも日本という国はいくつものちいさな田んぼを一農家で運営していて、外国のように集積して大規模農場にしましょう、と簡単にはできません。(棚田のような状況もありますからね)
東北や北海道のように、一枚の田んぼが何haのレベルならこの施策はうまくいくと思いますが、そんな条件のいい土地ばかりではありません。しかも減反政策廃止のなかに、4ha以下は保証を切り捨てるとのこと。4haは今のうちの4倍。ちいさな田んぼを4ha集めるのは至難なこと。面積も広くなれば機械もそれなりのが必要。
少農家をなくして効率を上げる考えは理解できるのですが、実際にはできないことが多く、こんなに理想と現実が離れた施策は無いように思うのですが。
稲作日記NO119(籾摺り作業と稲刈り作業)
ネズミが、ネズミが、ネズミが、かじってコードをぶち切っています。コードもセンサーコード2本、しかも太いやつ。「これをヤルくらいのbigがいるかも」
今から籾摺りをすることは知っているので緊急処置としてコントロールユニットを外に出した形で繋ぎ直し。(ケーブルがギリギリの長さだったので元の場所にもどすにはそれなりの時間が必要だったんです)ナイスな機転でささっと接続完了。 今度は無事に籾摺り作業開始。ところがライスパッカーのデジタルメータが動きません。
写真のようにゼロをさしたまま。籾摺りをとめて点検に。
まさかねえ、と思いながらあんちゃんの点検をみていると・・・・・
やられてました。こちらもセンサーコードを。 この写真の真ん中にあるケーブルが本体に入る穴から。
ネズミのバカバカバカ、と思いながらこちらも応急処理で復活。これらの修理で2時間のロス。本当は朝8時から初めて10時すぎから稲刈りとおもったのですが、籾摺り完了がお昼1時前。昼ごはんを悠長にたべるひまなく稲刈りを。
好天のなか、全速力で刈り取り作業。24石の乾燥機一杯まで行い刈り取り終了。3反の田んぼなので全部入ってもいいのですが、まだ残ってますから、よく出来たのではないでしょうか。今日もいろんなことがあった一日でした。
天気予報では私の次の休みは雨。しかも台風26号の影響とか。10月の台風は農家には要りません。だれか吸い取ってくだい(笑)
稲作日記NO118(台風通過後の稲刈り作業)
うちのコンバインは自動水平は無いので、田んぼが柔らかければ亀の子スタック必須。私一人作業なのでそれだけは避けたかったが、ウンカの影響が広がらないうちに刈り取りをしなければならない。実際に田んぼに長靴で入って見ると9月の好天が効いているのか何とか行けそうだったので刈り取りをすることに。 こんなのは倒れているうちには入らない、という人もいますが、簡単には刈り取りをさせてくれません。刈り取りする順番を決めないと。
基本はコンバインは反時計回り。うちは全面刈り対応なのでどっちまわりでも刈ろうと思えばできるのですが、運転席が右にあるので、反時計まわりのほうが刈り取り株が見えて楽なんです。この田んぼは出入口が田んぼのど真ん中なのでいつも直進して反時計回りをグルグル繰り返しなんです。(緑の矢印)
でも今回の台風とその後の雨、ウンカの影響で色んな所が明後日の方向で倒れています。(茶の矢印)コンバインの性能にもよるのですが、茶の矢印に逆らった狩り方は刈り取りにかなりのロスがでるので矢印の方向で刈り取りをします。
この写真は出入り口からみたとこ。(全体図でいう、奥のほうの写真です)
ここは出入り口付近の手前から奥に倒れているので中割をして手前から刈り始めおわったらバックするピストン刈りです。半分刈り終えて
残り半分(全体図でいう手前)、倒れている部分はそこまでは無いので見た目は行けそうですが、雨の影響でこちらは田んぼが柔らかかった。水たまりを走って刈り取りするのは初めてでしょうか。
刈り取りが終わった写真です。キャタピラのあとをたどればどれだけ部分的にピストン刈りをしたかわかるでしょう。実際この写真の左手前はスタック寸前でしたのでヒヤヒヤもんでした。なんとか刈り終えました。今日の作業は終了。
稲作日記NO117(台風通過後の状況)
ある程度の倒れは想定内。 苗代の田んぼ。一部倒れてますが、まあこんなもんでしょう。
家のうらの田んぼ。倒れた部分がぽつぽつあるのですが、倒れたことよりウンカの坪枯れ状態がすこし広くなっていることが心配。台風が来るとウンカが飛んで広がる、という定説があるので週末の稲刈りをこの田んぼ優先で進めようか、どうしようか。この田んぼは他の田んぼと比べ3日遅く植えたのですが、稲穂の熟れ具合は調度よいかなあ、と思うのですが田んぼ自体が雨でぬかるみ気味。大丈夫か? 3反の田んぼ。熟れぐらいよし。倒伏なし。完璧?。でも心配事が。
こちらは隣のよその田んぼ。ウンカによる坪枯れが転々とあり。この台風がここの田んぼのウンカをうちの田んぼへ運んだ時には枯れてしまうだろうから、早く刈り取りしないと。
台風の影響はこれぐらいなら、コンバインでサクッっと刈り取りできると思うので、残るはウンカですかね。
ほんと今年はいつもの年と違うことばかりのようです。 これは佐賀県の被害です。ここまでひどくなるのはやっぱり異常気象が影響なんですね。
稲作日記NO116(稲刈り作業開始)
まずは家の前を開始。ここはすでにボコボコ倒れていたので。
それにしても10月なのに30度はありえません。今回はじめて稲刈りで日焼けしました。さらに連日の猛暑は稲の生育にも影響が出ている可能性があります。ここ1週間の熟れ具合のペースが下がった気がします。基本的に昼と夜の寒暖の差があるお陰で熟れるのですが、最近は夜もそこそこ暑い。ホント今年は異常気象です。
家の前が終わり、次に水田を刈り取り開始、田んぼを3週したところで乾燥機一杯になり、稲刈り終了。刈り取りの籾を見るとまだ気持ち青米が多いので刈り取りが早かったかもしれませんが、台風がきたら100%倒れるので、少しでも行いました。
今日の刈り取りは全体の4分の1。残念ながら4分の3は台風で倒れるでしょう。これもまた試練と思って週末のお休みに次の稲刈りを頑張ります。
稲作日記NO115(ここでウンカ被害)
ウンカ被害は稲の樹液を吸い上げ、枯らしてしまうもので、ドラゴンボールの「セル」みたいな感じです。
さらに厄介なのは枯らして稲株が倒れてしまい、これに雨がふるとコンバインでの刈り取りに往生します。なので被害にあった一帯を鎌で刈り取りました。手に持っても軽いしボロボロです。
稲作日記NO114(特別栽培米申請手続き)
特別栽培米という名前ですが、原点回帰した昔ながらのお米に戻ってると思います。
Tag : にこまる
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