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なかなか難しい時代になってきました。

令和4年2月25日ですが、24日にロシアがウクライナへの侵攻をはじめ戦争になってしまいました。ニュースで伝わる情報のみですが、どちらが正しいかは私は分かりませんが、第3次世界大戦に発展しないよう、祈り、戦争はすぐに終わってほしいです。

農家としては、今ある状況を受け入れて、やるしかありません。ここまで資材費が高騰し、かつ農産物の販売価格が上がらないのは、かなり苦しいです。日本経済で収入が増えないのに、支出ばかりあがるのと一緒のようです。

令和3年度は、水稲は5.7ha 野菜は26a でしたが、令和4年度は水稲5.2ha 野菜61a と野菜作付けを増やし、にこまるも全面作付けから50%作付けに変更です。特栽の資材(特に肥料)が200%近い値上がりになるので、今年は作付けを減らし、鶏糞主体に切り替えて肥料代をセーブすることにしました。また残り半分の水稲作付けは恋の予感へシフトです。

いまさら「恋の予感」ですか・・・

といわれると思いますが、野菜の作付け、収穫のスケジュールとの調整、多収米のあきさかりは、作付け面積が飽和状態、恋の予感は逆に足らない状態だとか。お米が売れない時代にどんどん加速しそうでいままでふぁーむたかちゃんちがおこなってきた方針と真逆になりつつありますが、経営維持のための方針転換です。

また、野菜については、令和3年度と比較して倍以上の面積です。さすがに一人でどうこうできませんので農副連携をつかわせてもらい、令和4年度は進めていくつもりです。

なかなか厳しい厳しい時代の幕開けですが、第1次産業は人間が生きる上で絶対必須なので、頑張っていきます。

ひがしひろしま春マルシェ

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3月20日土曜日に、ひがしひろしま春マルシェが西条中央公園にて行われました。
イベント打ち合わせ時から、当日雨の予報でいたのでハラハラしてましたが、幸いにも天気は持ってくれました。

オープニングセレモニーとして、東広島マイスターの認定式が行われ、ここマイスター、ひとマイスター、ものマイスターの代表が表彰、私も「ひとマイスター」の代表で表彰されました。
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また、RCCのテレビ「イマなま」や、「おひるーな」でおなじみの野菜ソムリエ花井綾美先生の講演もありました。実はおひるーなで花井先生の出演コーナーにマルシェのアピールメールを出していて花井先生に直接読んでいただき、その分はしっかりとアピールできたかと。笑
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セレモニー終了後、マルシェの販売開始。天気がぐづついて肌寒い状況でしたが、多くのお客様に来場いただきました。ほんとうにありがとうございました。

ここまで随分と端的な文章ではありますが、ここまで来るのに実は3年の時間がかかってます。

東広島の点々としてた農家が集まるところからスタート、今作っている農産物から新しい商品ができないか試行錯誤を繰り返し、試食会も幾度もおこない、東広島の新しい食が生まれ、徐々に知られていくようになりました。そして農家同士の横のつながりから加工業者とのつながり、販売業者とのつながり、そして東広島のみなさんとのつながりと、今もつながりが広がっています。

「ふぁーむたかちゃんち」という屋号も、私が地域の皆さんに小さいときから「たかちゃん」とよばれていたところからとりました。親同然に本当に可愛がってもらっい、いろいろと手助けして頂きました。いまだに近所の人からは「たかちゃん」で呼ばれてます。笑

そして、「たかちゃん米 にこまる」も徐々にファンがつき、産直でもうちのお米を指名買いしていただけるお客様も。ありがたいことです。また「にこまる」についてもよく相談を受けるようになりました。まだまだ勉強中の身ではありますが、お伝えできることはしていきたいです。

今年は、水稲を早生のあきさかりをやめ、オールにこまるでいきます。
昨年:あきさかり 1.4ha   にこまる 3.3ha もち 15a
今年:にこまる 5.9ha もち 18a

一人作業で大変ではありますが、自分の作り出す農産物への責任をより一層もっていかないといけないと思ってます。

大変ではありますが、頑張ります。



トラクターモニターカメラ取り付け

だんだんと耕作面積が増え、トラクターの乗車時間も増え、作業機を見る時間も増え、そうなると後ろ振り向き時間が増え・・・・・首が痛くなるわけで・・・・・。
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そんなわけで、GA361にバックモニターとカメラを取り付けました。
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取り付け場所はここ。正面右です。

原田農園のクボタSL600のように、キャビン内にルームミラーはなく、取り付けアームから考えなければなりません。さあどうしよう。
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いろいろと考えて、天井の内張を止めているクリップ穴を利用しました。
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アームは2個取付穴がありますが、もともと1つしかありません。穴をあけてもよかったのですが、
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アームがぐらつかないようにゴムのスペーサーをかましてボルト止め。がっちり固定できモニターもブレません。
次にカメラですが、キャビンの後ろガラス開閉に支障がでるので、屋根に取り付け。幸いにもGPSが取り付けてあるプレートがあるので、強力な磁石で固定。
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L字型のプレートが家にあったので、カメラ本体が後ろへ出るように設置。そうしないと画像に屋根が移ってしまうので。
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はい、綺麗に作業機が映りました。
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7インチモニターですが、キャビン正面を邪魔しないちょうどよい感じ。

電源ですが、屋根をあけて、ステレオデッキと本体を結ぶカプラーからとりました。
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これです。このACC電源から分岐して。

さあ、春の農作業本番が始まります。(ネギ収穫もあと少しありますが・・・・汗)

施肥システムがつきました。

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うちのGA361にタイショーの施肥システムがつきました。ロータリー幅1.8mに合わせた大きさなのでタンクも大きい。いつもの担当者曰く、「この辺じゃ、つけとるのおらん。多分最初で最後の取り付け(笑)」だって。

まあ、普通ならマルチャーにつけて施肥とマルチを同時でしょうが、うちは通常の水稲でこれ使うのです。なんせ田植え機には施肥システムがないですし、当分田植え機は更新できませんから・・・・・。

近いうちにテストします。

経営継続補助金の通知

前回書いた経営継続補助金申請ですが、本日申請が通ったことがHPからわかりました。
実は、私初めて補助金事業を申請しました。いままでどうにかこうにかやりくりしてましたが、最近は補助金は税金だけど、納税をしているのだから、もらえるものは貰いなさい、という考えに代わってきました。
前回の記事でも伝えてますが、導入する(もうすでに納品済み)の施肥機は、私自身の労力をだいぶん楽にしてくれます。

ざっくり、水稲だけで散布しなければならない資材は6ha分で約400袋あります。同じ数でも耕運と一緒にできることで、燃料代も下がりますし、時間も短縮できます。

ひとまずはホッとしました。

はじめて米・食味分析鑑定コンクールだしてみました

今年、はじめて 米・食味分析鑑定コンクールに出品してみました。出してみた理由ですが、いままで特別栽培米としてみなさんに提供していましたが、昔のような特別栽培米の価値が今は残念ながら感じられないように思えてきて(あくまで個人的な考えです。しかしながら、化学肥料、農薬を極力使わない指標、証明にはなるので必要不可欠です)、もっと視野を広げる?べく、このコンテストに出してみていまある自分の実力を見てみようと考えた次第です。

来年から、早生品種はもちの1反7畝のみで、あと6町はにこまるにするのも、理由かもしれません。

昨日、封筒に入った、鑑定結果がきました。分厚い本です。

初めて見る私には、自分がどこにいるのかわかりにくかったですが、見つけました。

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いろんな数値がありますが、食味は83でした。

この数値が良いか悪いか、普通なのかは、私には分かりませんが、狙いたいのはやっぱり90点台。 

今やっている方法で83ならまだ伸びしろがあると思えば、来期の糧になります。

さあ、また明日から土づくり資材散布を続けます。

Tag : にこまる特別栽培米

経営継続補助金

先日2次募集の経営継続補助金を申請しました。
継続補助金については、もう知っておらると思いますのでここではスルーしますが、バタバタ感満載ですよね。なんか。

私は、一人農業なので、これにしました。グラウンドソワーです。水稲はいままで、ブロードキャストで散布して、作業機付け替えて、耕運してと時間もかかり、かつ人との接触を最小限にできるものです。(肥料が大量にあるので、運ぶときは手伝ってもらってます)
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グランドソワーは、トラクターの前面につけるフロントタイプと、ロータリー作業機の後ろにつけるタイプで写真のように、耕運する前に肥料を落とすものと、耕運した後に落とすものの3タイプあり、私は写真のように耕運前に落とすものを選択しました。

かつGPS付のを選択しましたので、圃場に均一に散布可能です。


最初は、ドローンとかも考えましたが、もうちょっと足元を固めてからにしようと変更しました。

でも、あこがれるんですがね。ドローン。

多くのお客様にお礼申し上げます。

この土日は地元東広島で、東広島市生涯学習フェスティバルが行われました。いつもは公民館で行われていましたが、建物が老朽化し、生まれ変わりました。
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この写真をみただけで、すごい施設だなあと感じます。有名アーティストもコンサートを行いましたよ。
その中の一つとして、マルシェを行いました。
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東広島市おいしさ研究ネットワークというグループでの出店。トムミルクファームさん、創喜房さん、さきしまさん、うやまのお店さん、エリングさんとふぁーむたかちゃんち。
ウイルス感染対策をしっかりとして、お天気も良く、多くのお客様に立ち寄っていただき、お買い求めいただきました。
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ふぁーむたかちゃんちの新米「にこまる」も、たくさんの方にご購入いただき、誠にありがとうございました。
二日間が終わり、その夜ごそごそと荷物を配送。
今年初めて、米・食味分析鑑定コンクールに出品してみました。4日着が締め切りだったので、急ぎましたが、何とかなりました。以前から出品のお誘いがあったのですが、なかなか踏ん切りがつかなかったのですが・・・・・。
結果は、どうなることやら。(エントリーされれば、すごいですが、たかちゃん米「にこまる」の分析内容に大変興味があります。来年の資料になりますからね)


判断

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今年度から新規圃場の写真ですが、稲刈りを中止の判断をしました。
1,圃場の状態が悪い(昨今の多雨で、乾かず、暗渠があるのですが、ここまで効きにくいとは想定外)
2,1のため、水平ありのうちのコンバインでもアウト。(メーカに来てもらっての判断)
3,手刈りの方法もありますが、人件費のコストが高くつく。また一人作業で、次の稲刈りも迫っているので、時間もない。
辛いですが、やむを得ない判断です。12月くらいにモアで粉砕してゆく予定。

品種があきさかりで刈り取り適期も過ぎつつあり、倒伏した稲からは多雨により芽が出ています。

これも自己責任です。

来年は、9月の多雨に刈り取りする品種ではなく、10月に刈り取りする「にこまる」に変えようかと検討しています。



配置転換

9月も後半になりました。
テレビは10月の改変に向けて、各ドラマは来週あたりが最終回のオンパレード。

日曜夜9時といえば、一昔前は日曜洋画劇場で人気の映画が放送されていましたが、今日では映画は特番扱いのようになってますね。手軽にネットを使って映画が見れる時代ですから、やむを得ないですね。今の日曜夜9時といえば、「半沢直樹」でしょうか。
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来週は最終回、1000倍返しができるか、見ものですね。

話はズレましたが、我が農業の配置転換ですが、家の納屋にある機械の配置転換いや模様替えです。
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これが昨年までの配置。うちの籾摺り作業場はもともと牛小屋の8畳ぐらいの広さに、籾すり機(手前)、ライスグレーダー、色彩選別機(紫頭の機械)、玄米計量機(青い頭の機械)がならんで、計量機からでた米袋を、別のとこに手で運んで行く作業でした。
これまでは籾すり機が左排出なので、どうしても反時計まわりでの配置しかないと思いこんでいたので、2階の籾貯蔵から塩ビパイプを伝って、籾すり機に投入している関係で、30Kgの米袋をもって、中腰で運んでました。(写真の出入り口は写真を撮っている場所一箇所しかありません)なので玄米計量機が入口近くにあったらどれほど楽か、と思ってました。先日三菱農機の担当に「配置換えできるとおもう?」と聞いてみたら、「やってみようか」との回答で、すぐ実施。結果
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写真の様になりまして、奥から背面を向いた籾すり機→ライスグレーダー→色彩選別機→玄米計量機で玄米袋は入口近くになり、快適です。籾すり機のもみ排出ダクトは昔の籾すり機のダクトが倉庫に眠ってたのでそれを使って、ライスグレーダーの上を通しました。

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籾摺機とライスグレーダーと色選、計量機の真ん中の空間は写真の通り。ライスグレーダーから排出されるくず米の取り出しが狭くて大変なのと、籾すり機の表面のモータ負荷等のインジケータがすぐ見れないのが、残念ですが随分と快適になりました。

これで、1000倍供出だー。と言えればいいですがね。笑